あなたは「蜂に刺されると、どれくらい腫れるの?」って、気になったことはありませんか?
蜂って危険なイメージが強く、刺されると最悪の場合は死んでしまうこともある、ということは周知の事実かと思います。
しかし、実際には体にどんな変化が起こり、どんな症状が出るのか?ということは意外と説明できない人がほとんどなのではないでしょうか。
この記事では、蜂に刺された時に体に起こる変化や、腫れや痛みがどれくらい続くのか、
また人によってどんな違いが出るのか、そして蜂に刺されないためにできることや対処法を詳しく解説をしていきます。
- この動画の情報を知ることで、どんな状況の時に気を付けなければいけないのか?
- 蜂に刺されないためにはどうすればいいのか?
- もし万が一刺されてしまった時の対処法
を知ることができます。
ぼくが実際に蜂に刺されてきた経験があるからこその、実際の例をもとにしっかりと伝えていきますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
蜂に刺されると体にどんな事が起こるの?
蜂に刺されたときの体の反応としては、主に次の5つが挙げられます。
- 痛み
- 赤み
- 腫れ
- 痒み
- 倦怠感
でる、でないなどの反応や症状は人によって異なり、症状が出るまでの時間も、数分後~数日後と人によってバラバラです。
基本的な体の変化の流れは
まず蜂に刺されたときの痛みがあり、この痛みの感覚が数分間残ります。
その後、数分から数十分後に赤みを帯びてきます。
このあと、1日~7日程度、腫れやかゆみが続きます。
早い人では翌日には赤みを帯びたまま快方に向かうのですが、人によってはひどく腫れあがり、完治するまでに10日近く掛かる場合もあります。
この、蜂の毒が体に回っている間に、倦怠感や熱を訴える人もいるでしょう。
ちなみに、養蜂家の間では刺されたときにあまり腫れあがるという話はきかず、意外と早い間に完治してしまう人も多いように感じます。
ぼくの場合はというと、ミツバチ、スズメバチに限らずかなり腫れあがり、ほとんどの場合で3日寝込んで、完治は8日ほどかかる、というのがいつもの流れです。
刺されるとどれくらい腫れるのか?
蜂に刺された場合には、どのくらい腫れあがるんだろう?と気になる人も多いと思います。
腫れ方も人によって個人差があり軽い人の場合は患部が少し赤みを起こす程度で翌日にはほとんど刺されたことも分からないほどになってしまう人もいます。
腫れやかゆみがひどい場合は1週間以上続くこともあり、この場合は病院で診てもらうのが良いでしょう。
ぼくの場合で言うと3日目あたりに腫れ方と痒みが最大になり、3日目~6日目あたりが最も刺されたことを後悔する時期でもあります。
上の画像はぼくが刺されたときの腫れた手や腕の画像ですが、腫れる人の場合はこの程度にはなり、皮膚はパンパンで冷やしていないと、普段の生活も大変なほどです。
完治に1週間かかる場合にはこのくらい腫れるということは参考になるのではないでしょうか。
アレルギー反応って何?ひどい時はどうなるの?
蜂に刺されたときに出る反応は、すべてアレルギーによる反応になります。
食べ物や花粉などのアレルギーと同じ反応のことで、さらに重篤な症状がでるものを「アナフィラキシー」と言います。
実際に、アレルギーの反応は体の中に入った異物に対し、体が抵抗をしようとして起こる反応で、食べ物、薬、蜂などの虫刺されによっておこるとされています。
ひどい症状が出るときのサイン
アレルギー反応がひどいときには、最悪の場合、死に至ることもあり、この表の重症の症状が出ている場合はすぐに病院にかかるようにした方がよいでしょう。
アレルギー反応やアナフィラキシーの反応の重症度に関しては以下の記事を参考にしています。
蜂に刺されて死んじゃうことってあるの?
蜂に刺され、アナフィラキシーの症状がでることで、死に至ってしまうことがあります。
日本国内でも毎年15人~20人程度が蜂に刺され命を落としています。
特に死亡例としては、屋外で作業をしている人に多く
- 庭仕事をする
- 農業や林業に従事している
- ハイキングやキャンプ、アウトドアをよくする
と言った場合には注意をする必要があるでしょう。
とはいえ、外の仕事もしてないし、アウトドアもやらないから無関係と思っていることも危険で
実際にぼくが友人の手伝いでお寺の植木を手入れしているときには垣根にたくさんのアシナガバチの巣を発見することができました。
意外とあなたが思っているよりも近くに蜂の巣はたくさんある、ということはしっかりと理解して行動するのがよいでしょう。
蜂に刺された時の緊急対応!どうすればいいの?
では、もし万が一、蜂に刺されてしまったときに、何をすればよいのでしょうか。
刺されたらまず何をする?
蜂に刺されたら、真っ先に針を取り除き、水洗い、毒抜きを行うようにしてください。
刺された種類の蜂がミツバチの場合は、針が返しになっていることからそのままにしておくとさらにたくさんの毒が注入されてしまいます。
まずは刺された蜂の種類をすぐ確認し、ミツバチの場合は針を抜く、その他の蜂の場合は水洗いと毒抜きを行うようにしましょう。
蜂に刺された後にできること
蜂に刺された後にできることとしては
- 毒抜きをすること
- ヒスタミン薬を塗る事
- アレルギーの薬を服用すること
- エピペンを利用すること
- 病院に行くこと
の5つが考えられます。
刺されたときの症状により、この行動は使い分けるようにしましょう。
病院に行ったほうがいい時はどんな時ですか?
刺された箇所が数か所に及ぶ場合はすぐに病院に行くようにしてください。
アナフィラキシーに関しての症状は毒の量によっても左右されるため、数か所刺された場合、たくさんの毒を注入されている可能性が高いです。
実際に、死亡事例としては、巣に気づかず、スズメバチのテリトリー内に入ってしまうことで数か所刺されてしまった。といった事例も多く、たくさん刺された場合には特に注意が必要です。
その他、呼吸するのが苦しい、眠気があったり意識が遠のく、などの症状が出ている場合はすぐに病院で診てもらうのがよいでしょう。
蜂に刺されないための予防法!
蜂に刺されないための最大の予防法は蜂に出会わないこと、そのテリトリー内に入らないことに尽きるのではないでしょうか。
とはいえ、ここまで解説をしてきた通り、いつどこでアシナガバチやスズメバチに遭遇するかは本当に分かりません。
ここからは、蜂の巣のテリトリーに近づかない方法や蜂に刺されない方法について紹介をしていきます。
蜂に刺されないためにできること
蜂に刺されないために事前にできることは
- 赤や黒の服を避けること
- アウトドアの際、香水はなるべくつけないこと
- 茂みに入らないこと
- 木に近づかないこと
の4つが挙げられます。
蜂に刺されない方法については以下の動画にて詳しく解説をしています。
巣のテリトリーに入ってしまったら
万が一、蜂の巣のテリトリーに入ってしまった場合、とにかく一目散に逃げるようにしましょう。
特に、スズメバチのテリトリーに入ってしまった場合などは、すでに攻撃の対象となっていることがほとんどです。
「ヤバイ!」と思った時には、すでに遅いことが多く、とにかく目もくれず逃げることで、運が良ければ刺されず回避できることもあるかもしれません。
実際に、僕が刺されたときの例では、1発刺された時点ですぐに逃げたことで、2発目以降を避けることができました。
もし蜂に出会った時の安全な行動
もし、蜂を見かけたとしても、むやみな行動はとらないようにしましょう。
蜂は、素早く動くものや、危害を加えようとするものを敵とみなします。
ゆっくりとその場を離れることが唯一の対策で、実際には、秒速10㎝程度の速度でゆっくりとその場を離れるのがよいでしょう。
迅速に逃げたり、手で振り払ったりすることは攻撃の対象として認識されてしまう恐れがあり、蜂を見かけた場合はそーっと、その場を離れることが望ましいです。
まとめ:蜂を知って安全に自然を楽しもう!
蜂に刺されるとどのくらい腫れるのか?その反応や症状について解説をしてきました。
2回蜂に刺されると死ぬ、といったことをあなたも聞いたことがあり、蜂は危険な生き物という認識をもっているかもしれません。
しかし、この動画の内容を知ることで、刺されないためにはどういった行動をとるべきかということがわかったことと思います。
蜂に刺された場合の反応は人によって様々で、完治するまでに1日で良くなる人から1週間以上かかることもある、ということを知れたのではないでしょうか。
アウトドアや自然を楽しむためには、その反面、危険もちゃんと知っておく必要があるということも分かったことと思います。
ぜひこの記事を参考に、頭の片隅に入れて置き、いざという時の役に立ててみてはどうでしょうか。