「剪定ばさみを買いたいけれど、どれを選べばいいのかわからない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
高級な合金鋼のハサミが良いのか、安価な鋼製のものでも十分なのか、さらには電動剪定ばさみを導入すべきかどうか、迷っている方も多いでしょう。
実際のところ、高価な剪定ばさみが必ずしも使いやすいとは限りません。
実は僕も高価なハサミを買って、後悔した経験があります…
また、電動剪定ばさみは「プロが使うものではない」と思われがちですが、手の負担を軽減し、作業効率を格段に向上させるため、早めに導入するのが正解です。
経験談なのですが、手に負担がかかることで、本当に取り返しのつかないことにもなりかねません。
本記事では、剪定ばさみの種類や選び方をわかりやすく解説し、おすすめモデルも紹介します。
ぜひ、あなたの用途に合った最適な剪定ばさみを選ぶための参考にしてください!

剪定ばさみ選びで失敗しないために知っておくべきこと

剪定ばさみは種類や価格帯が幅広く、どれを選べばいいのか迷う人も多いでしょう。
特に「高級な合金鋼が良いのか?」「安い鋼製のもので十分なのか?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
さっそく、剪定ばさみを選ぶ時の重要な要素を見ていきましょう。
鋼とは、鉄を主成分とし、若干の炭素を含む合金のこと。
合金鋼とは、鉄・炭素以外にクロムやニッケルなどが加えられた合金です。
合金鋼はその成分から摩耗耐性が高く、錆びにくいと言われています。
高級な合金鋼 vs. 手頃な鋼製の剪定ばさみ、実際の違いは?
合金鋼と鋼製の剪定ばさみの違いとしては、価格の違いはあることが言えます。
実際の使用感は大きな差はなく、体感ではほとんどわからないほどでしょう。
- 高級な合金鋼は硬度が高く、切れ味が持続しやすいと言われるが、実際に使ってみると安価な鋼製のものと大差ない。
- 合金鋼の剪定ばさみは手入れを怠るとすぐに切れ味が落ち、かえって使いにくくなる。
実際にぼくも1万円以上する合金鋼の高級剪定ばさみを使っていましたが、手入れに苦労したり、意外と刃が欠けやすかったりすることも多かったです。
価格が高いからといって、必ずしも優れた性能を発揮するわけではなく
むしろ、定期的に買い替えできる価格帯の剪定ばさみの方がコスパが良いということがいえるでしょう。
高級な剪定ばさみは手入れが必須!使いこなせなければ逆に不便
高級な剪定ばさみは手入れをしないと本来の性能を発揮できないということが言えます。
- 合金鋼の刃は、サビや汚れに強いと言われるが、基本的には頻繁なメンテナンスが必要。
- 汚れがついたまま放置すると、切れ味が落ちるだけでなく、枝を痛める危険性も
高級な剪定ばさみを購入するなら、手入れを怠らないことが大前提と言えるでしょう。
手入れを面倒に感じるなら、手頃な価格のものを買い替えた方が合理的、かつ長期に渡り使用することができます。
コスパ最強!岡恒の剪定ばさみを買い回すのがベストな理由
岡恒の剪定ばさみは、価格と品質のバランスが良く、買い替えやすいためコスパが良い。
- 岡恒の剪定ばさみは手頃な価格ながら、切れ味が良い。
- 定期的に買い替えることで、常に快適な剪定作業ができる。
実はぼくは合金鋼の高級剪定ばさみを使っていたのですが、友人が使っていた岡恒の剪定ばさみの方が圧倒的に切りやすかったという経験があります。
手入れの仕方にもよるのかもしれませんが、岡恒のハサミの方が圧倒的に長く切れ味を保つことができました。
電動剪定ばさみを導入すべきか?手動との比較

手動の剪定ばさみと電動剪定ばさみには、それぞれメリット・デメリットがあります。
職人の間では「電動は不要」という考えもあるようですが、あなたの体のことを考えたらこの考えは、今すぐ捨てるべきだと言えるでしょう。
特に長時間の作業や、手に負担をかけたくない場合は、電動剪定ばさみの導入を強くおすすめします。
電動剪定ばさみは何Vを選ぶべき?
電動剪定ばさみを選ぶなら18Vがベストです。
電圧が低いもの(10.8Vや14.4Vのもの)はパワー不足で太い枝を切るのが難しいということが言えます。
18Vなら家庭用~プロ仕様まで幅広く対応することができるでしょう。
18Vなら、安い電動剪定ばさみでも30㎜程度の枝なら簡単に切ることが可能です。
買った後で後悔しないためにも、電動剪定ばさみは18Vのものを選ぶのが良いでしょう。
手が疲れにくい!電動剪定ばさみが必要な理由
長時間の作業や大量に枝を切る場合は、特に手の負担軽減のために電動剪定ばさみは必須といえます。
手動の剪定ばさみは
- 長時間使うと手が疲れる。
- 腱鞘炎などのリスク
- 刃が欠けた場合ハサミ自体の交換が必要
といったデメリットが挙げられますが、
電動の剪定ばさみでは、手の負担はほとんどなく、刃も安く簡単に交換することができます。
実はぼくの父親が、多くの剪定作業をするのですが、リウマチという診断を受けてしまいました。
この時に相当痛そうに作業していたことがあります。
電動剪定ばさみを導入したことで、全く支障がなく作業をできるようになりました。
とくに農業や造園業といった、剪定作業が多い仕事に関しては、早めに電動剪定ばさみの導入をするべきではないでしょうか。
「職人が電動鋏を使いだしたら負け」という考えを捨てるべき理由
電動剪定ばさみは作業効率を上げ、手の負担を減らす便利な道具です。
よく職人の間で、「電動ばさみを使いだしたら負け」といった考えを持っている方がいますが、この考えは時代遅れであり、絶対に捨てるべきだと言えるでしょう。
実際に、腱鞘炎になってしまったりした場合、どうしても仕事は滞ってしまいます。
使ってみると、手作業に比べ圧倒的に楽で仕事も早く進みます。
現在は職人でも電動の道具を使うのは普通のことです。
効率よく作業するためにも積極的に取り入れるようにしましょう。
剪定ばさみの選び方とおすすめモデル

剪定ばさみを選ぶ際には、自分の用途や作業環境に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、価格帯別におすすめの手動剪定ばさみと、電動剪定ばさみのモデルを紹介します。
価格帯別おすすめ剪定ばさみ(手動編)
剪定ばさみは価格と用途に応じて選ぶのがベストです。
低価格帯(~5000円):初心者向け&買い替え前提で使うならこれ
・岡恒 剪定ばさみ 180mm(約3,000円)
→ 切れ味抜群でコスパ最強。定期的に買い替えられる価格帯。
中価格帯(3,000~7,000円):長く使いたい人向け
・アルス VS-8Z(約4,500円)
→ 軽量で持ちやすく、長時間の作業でも手が疲れにくい。
高価格帯(7,000円~):プロ仕様・こだわり派向け
・新潟県三条市 創業文久年間外山刃物 剪定ばさみ(約10,000円)
→ 高級合金鋼の刃で、しっかり手入れすれば長持ちする。こだわるならとにかく良い物がおすすめ

長く安定して使うなら岡恒の剪定ばさみがオススメ。
おすすめの電動剪定ばさみ3選
電動剪定ばさみは、手動と比べて圧倒的に楽で作業効率が向上します。おすすめのモデルを3つ紹介します。
1. 初心者向け:まず導入したい人
・マキタ 10.8V 充電式せん定ハサミ バッテリー ・充電器付き UP100DSAX
→ 価格:約75,000円
→ マキタの電動なら10.8Vでも十分なパワー。家庭用としてもおすすめ。

2. プロ仕様:長時間作業向け
・マキタ(Makita) 充電式せん定ハサミ 18V バッテリ・充電器別売 UP180DZK
→ 価格:約75,000円
→ 高耐久バッテリー搭載で、長時間の作業でも安心。プロ向け

3. 高コスパ:予算を抑えつつ電動化したい人向け
・Elikliv 電動剪定バサミ ブラシレスモーター採用 切断直径30mm
→ 価格:約12,000円
→ とにかく予算を抑えたい場合はこれ。初期不良には注意

低予算で始めるならElikliv、安心して使うならマキタを選ぶのが良い。
剪定ばさみを長く快適に使うためのメンテナンス方法

剪定ばさみは、適切なメンテナンスを行うことで長持ちさせることができます。
特に手動ばさみの場合、刃の手入れを怠ると切れ味が落ち、作業効率が悪くなります。
ここでは、基本的なメンテナンス方法を解説します。
刃を研ぐタイミングと方法
切れ味が悪くなったと感じたら、すぐに研ぐのが基本。
- 刃が鈍ると、枝が潰れてしまい、植物の成長に悪影響を及ぼす。
- 定期的に研ぐことで、切れ味を維持できる。
- ダイヤモンドシャープナーや砥石を使用する。
- 刃の角度を保ちつつ、軽くこするように研ぐ。
- 研いだ後は防錆スプレーを塗って保護する。
切れ味が落ちたら放置せず、早めに研ぐことが大切。
BALL(大澤ワックス)のヤニ取りスプレーなら防錆も対策できるのでオススメです。


サビや劣化を防ぐ保管のコツ
剪定ばさみは適切な保管をすることで長持ちする。
- 湿気の多い場所に放置すると、サビが発生しやすくなる。
- 使用後に汚れを落としておかないと、刃の劣化が早まる。
保管するポイントとしては
- 使用後は刃についた樹液や汚れをしっかり拭き取る。
- 防錆スプレーや油を塗布しておく。
- ケースなどを利用し乾燥した場所に保管する。
剪定ばさみを長く使うには、使った後の手入れが重要。