- ニホンミツバチを飼育したいけどなにから始めたらいいかわからない
- ニホンミツバチを捕獲したくてもなかなかうまくいかない
- 色々な動画をみたり、調べたりしたけど、結局なにからはじめたらいいかわからない
最近では、テレビなどでニホンミツバチについて放映されたりと、ニホンミツバチという存在を知り、ニホンミツバチを飼ってみたいと思ってはいませんか?
ニホンミツバチは、従来から伝わる養蜂の様式とは違い
基本的には誰でも、カンタンに飼育をすることができます。
僕は、ニホンミツバチについて学び始めて3年、飼育し始めて2年目のまだまだ初心者ではありますが、初心者だからこそ、初心者のやっておくべきことが分かると思っています。
この記事では、ニホンミツバチを飼育したい人に向け、準備しておくものについて解説をしています。
ニホンミツバチの養蜂は、群れの捕獲をしなければスタートすることはありません
そして、作業一連を見ても、ニホンミツバチの養蜂は捕獲することがもっとも難しいです。
ぜひ、この記事を元に、ニホンミツバチの養蜂を始めてみてはどうでしょうか。
ニホンミツバチの飼育をこれから始めたい、という人に向け、ニホンミツバチの捕獲方法をまとめた書籍を出版しました。
僕の失敗談やコツについて丁寧にまとめています。
捕獲チェックシートなどの特典もつけていますので、ぜひお手に取って読んでみてはどうでしょうか。
kindle Unlimitedに加入している場合は無料で読んでいただくことができます。
ニホンミツバチの捕獲に向け準備しておくもの
ニホンミツバチの捕獲に必要なものは
- 巣箱
- 蜜蝋
- 誘引物
の3つです。
当然ですが、巣箱はなければ捕獲することはできません。
巣箱は必須!
蜜蝋なくしてニホンミツバチの捕獲はできない、と思っておいても良いくらいですね。
誘引物は、捕獲率を限りなく上げてくれるので巣箱や蜜蝋ほどではないけど、絶対に準備しておいてほしい!
上記3つはニホンミツバチの飼育を始めるうえで必ず準備をしておくようにしましょう。
それぞれについて詳しく解説をしていきます。
1.巣箱
ニホンミツバチで使う巣箱には様々な種類があり、ニホンミツバチに住居として認めてもらう必要があります。
このため以下の2つの条件が必要となります。
- ニホンミツバチが好む巣箱である
- 作業性の良い巣箱である
ニホンミツバチが好むものであることはもちろん
初心者でも扱いやすい作業性の良い巣箱であることも重要だね。
初心者なら巣箱は重箱式1択
巣箱は「重箱式」と決めてしまおう。
これからニホンミツバチの飼育を始めたい場合、巣箱は「重箱式」と決めてしまいましょう。
重箱式以外にも、丸胴式、巣枠式、縦型、横型など様々な種類のある巣箱ですが、重箱式にはたくさんのメリットがあります。
・材料費が安い
・自作もカンタンにできる
・安価で購入しやすい
・使いやすく手間がかからない
実際にニホンミツバチの飼育者のほとんどは重箱式を利用しているよ。
上記メリット以外にも情報が得やすい、という特徴もあり
これからニホンミツバチの養蜂を始める場合に重箱式は打ってつけの巣箱なんだ。
巣箱は前年準備が基本
巣箱の準備は遅くとも、ニホンミツバチを捕獲しようとする年の前年末までにはしておくことが望ましいです。
ニホンミツバチは新しい巣箱を嫌うことから、巣箱を作ってすぐに仕掛けても入居することはほとんどありません。
僕自身、ニホンミツバチを飼育する人に聞きまわり
自分でも試してみたところ
新しい巣箱を作成後
ニホンミツバチの入居には最速でも4ヶ月かかっています。
新しい巣箱は雨ざらし、天日干しを繰り返しできれば半年以上は経ったものを使うようにしましょう。
巣箱の準備ができていないなら購入を検討しよう
分蜂期が近く、まだ準備ができていない場合は巣箱を購入することを強くオススメします。
ニホンミツバチの養蜂はたくさんの知識が必要です。
巣箱の設計も例外ではありません。
巣箱はニホンミツバチが好む条件があります。
僕は設計・作成で大きな失敗を経験していて
今、始めた頃に戻れるなら絶対に購入からスタートしています。
ニホンミツバチ捕獲の失敗のほとんどは分蜂時期を逃すことに起因します。
巣箱を購入することは、巣箱作成の設計や手間を短縮することができ、失敗を防ぐことで、費用の削減も期待できます。
このことから結果的に分蜂時期を逃さないことに繋がるでしょう。
巣箱はメルカリ、Creema、Yahoo!やAmazonなどで販売されており、微妙に違った巣箱が販売されています。
重要なことは、蜜蜂が入居してくれる巣箱か、ということです。
巣箱の購入は自身が信用できるものを購入するようにしましょう。
2.蜜蝋
蜜蝋(みつろう)とは、蜜蜂の巣の材料となるもののことで、蜜蜂の巣から抽出し固めたものを利用します。
ニホンミツバチは以前巣を作った痕跡のある場所を好む性質があります。
巣箱に蜜蝋は絶対必須
ニホンミツバチの捕獲を試みる場合は、必ず蜜蝋(みつろう)は準備してください。
実際に巣箱の内部に蜜蝋の匂いを着けることで、グッと入居してくれる可能性をあげてくれるでしょう。
蜜蝋はほぼすべての飼育者が使用しており、必須のものとなっています。
必ず購入しておくようにしましょう。
セイヨウミツバチの蜜蝋ではニホンミツバチに効果を発揮することはありません。
必ずニホンミツバチの蜜蝋を準備してください!
蜜蝋の塗る場所
蜜蝋はミツバチが造巣し始める天井のすのこ部分は必ず塗るようにしましょう。
蜜蝋を塗る箇所については様々な意見があります。
ですが、天井のすのこ部分はすべての人が塗っている共通部分なんです。
その他の塗る箇所の候補としては
- 巣箱内面
- 巣門付近
- 底板
- 巣箱外面
などが挙げられます。
蜜蝋の量や購入費と相談し塗る箇所を決め
天井のすのこ部分は必ず塗るようにしてください。
僕は上記のすべての部分に蜜蝋を塗っています。
なんとなく探索蜂が訪れやすいような気がしています。
蜜蝋の購入について
蜜蝋はミツバチの巣の材料であるため、最初は購入することでしか手に入れることはできません。
蜜蝋はニホンミツバチの物であることが必須!
何を買うか?よりもどこから買うのか?が重要!
信頼のおけるところから購入しよう!
メルカリ、Creema、Yahoo!やAmazonなどで販売されていますが、蜜蝋はとにかく信頼のおけるところから購入することが大切です。
参考になる材料としては
- 素性が明かされているか?
- 実績があるか?
ということを見てみましょう!
週末養蜂さんでは実績、信頼ともバッチリですので、こちらでの購入はオススメになります。
Yahoo!ショップを利用すればポイントバックも利用できますよ!
僕の運営するショップでも蜜蝋がたくさん採れれば販売予定でいます。
ぜひ、ご利用をお待ちしていますね。
3.誘引剤
ニホンミツバチの捕獲にはキンリョウヘンというランの花を使い誘引をします。
この花にはニホンミツバチを誘引する成分があるようで
ニホンミツバチを飼育している人ならだれもが知っています。
この誘引物を利用することで、さらにニホンミツバチを捕獲する確率を上げていくことが可能です。
キンリョウヘンと待ち箱ルアー
現在、ニホンミツバチを誘引するために利用するものとして
- キンリョウヘン
- 待ち箱ルアー
のどちらかを使うことになります。
待ち箱ルアーとは株式会社京都ニホンミツバチ研究所が製造を行う、先に解説したキンリョウヘンの誘引成分を研究し科学的に製造した製品のことです。
キンリョウヘンに比べ、圧倒的に時間や手間をコストカットできることが大きな魅力だね。
初心者は待ち箱ルアーしかない
ニホンミツバチの飼育を始めるなら待ち箱ルアーでOK!
キンリョウヘンを使う理由がありません!
これからニホンミツバチの飼育を始める場合には待ち箱ルアーを使うことがおすすめです。
キンリョウヘンは分蜂期に合わせ、花を咲かせるよう管理が必要なうえ
手間や園芸の知識が必要となってきます。
待ち箱ルアーを誘引物として利用することで
手間や時間を大幅にコストカットすることが可能です。
キンリョウヘンは一株5,000円程度
待ち箱ルアーは1つ3,900円
長い目で見たらキンリョウヘンは安く済むかもだけどそれなりに手間もかかる!
待ち箱ルアーは準備しておこう
待ち箱ルアーに関しては以下の週末養蜂ショップから購入することができます。
巣箱、蜜蝋を準備し終えてからでいいので必ず待ち箱ルアーは準備しておくようにしましょう。
巣箱を自作する場合は注意が必要で蜜蝋、待ち箱ルアーを準備しても
巣箱がミツバチの入る条件を満たしていない場合、いくら待っても入ることはありません。
私自身、このことで失敗していますので、なるべく最初はすべて購入することを強くオススメしています。
注意!Amazonの類似品
「みつばちこいこい」という待ち箱ルアーの類似品が出回っていることに注意が必要です。
みつばちこいこいは効果がない、というわけではなさそうですが、その程は不明です。
Amazonで販売されていて待ち箱ルアーに比べ1,000円ほど安価で購入できますね。
実際に僕も購入してみましたが、待ち箱ルアーに比べ、誘引成分は半分ほどでした。
偽物ではありませんが、購入する場合は類似品ということを理解したうえで使うようにしてみてください。
まとめ
この記事では、ニホンミツバチの捕獲に向け準備しておくべきものについて解説をしてきました。
以下記事を簡単にまとめていきますね。
ニホンミツバチの捕獲に向け準備しておくべきものは
- 巣箱
- 蜜蝋(みつろう)
- 誘引物
これからニホンミツバチの飼育を始めよう、と思っている場合はすべて購入がおすすめです。
- 重箱式でやろう
- なるべく早く準備しておこう
最後まで読んでいただきありがとうございます。
読んでみたけど、とにかく早く始めたい!
まず始めてから考えたい、という場合は週末養蜂さんでスタートキットが販売されています。
自作をするよりも結果的に費用は安く済みとても簡単に始められるので是非利用してみてはどうでしょうか。
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