中を見てみたい、という感情で、店の商品を勝手に開けられることは店側からすれば本当に迷惑極まりない行為と言えます。
このような行為を見てしまったときは、お客なゆえに、あまり強く言うことはできませんが、内心ではかなりの怒りを覚えることでしょう。
ぼく自身、お客さんが保管場所まできて、出していない商品をなめまわすように見られた、というとても不快な経験をしたこともあります。
この記事では、商品を購入前に開けてしまうことは罪に問えるのか?そして、商品を勝手に開けられないようにする対策について書いています。
ぜひ、この記事の内容を参考に対策をたててみてはどうでしょうか。
購入前の商品を開封したら罪になる?
店側にとっては残念な答えとなってしまいますが
購入前の商品を開封することは法的な罪に問われることは基本ありません。
この場合、顧客に商品を購入する意思があれば問題になることはほとんどなく、法的な罰則や規制は存在しないようです。
実際には
- 商品を購入する意思
- 開封前に戻すことで再度販売できる
ということが条件となるようで
上記に違反する場合は器物損害や窃盗罪になる可能性もありますが、基本的には罪に問うことはできない、ということが結論となりそうです。
開封した顧客が14歳未満の場合には罪に当たる条件だったとしても処罰することはできないようです。(刑法41条)
商品を勝手に開ける客への対策法
罪に問うことが難しい以上、店側で対策をとるほかありません。
ここでは対策を5つ紹介しています。
POPを書く
勝手な商品の開封を防ぐ方法としてPOPの設置があります。
具体的には
- ご精算前の商品の開封はご遠慮ください。
- 店員に無断で開封した場合は警察に通報致します。
- 商品を試してみたい場合は店員までお気軽にお声がけください。
などが挙げられるでしょうか。
トイレのペーパーが盗まれたお店が、「このトイレットペーパーは当店で購入することができます。」とPOPを掲示したことで、盗まれる確率が格段に減った、という実例もあり
POPの設置は一定の効果を期待することができます。
人間やってはいけない、と言われるとやりたくなる生き物です。
- 商品を試してみたい場合は店員まで気軽にお声がけください。
- 商品を確認したい場合はスタッフまで。
といったあたりが現実的ではないでしょうか。
テスターを準備する
販売する商品によってはあらかじめテスターとして、準備しておくことは購入前の商品開封を防ぐことに繋がります。
テスターをあらかじめ提供しておくことで、顧客は商品を開封せずに品質や効果を体験することができます。
テスターとして出して置けるものは商品によって限りがありますが
ボールペン、化粧品ではよくある例ではないでしょうか。
テスターを準備しておくことで、顧客が商品に触れることを少なくすることができ勝手に開封されることを防ぐことができます。
バックヤードに置く
限られた商品以外をバックヤードに置くことも対策のひとつと言えます。
物理的に顧客が在庫へのアクセスができなくなることで、開封する場合は店員への相談を促すことができます。
たくさんの商品がバックヤードに置かれることで、在庫置き場が大量に必要になったり、売れゆきが変わる可能性もあることは要注意ですが
ひとつの商品のみを並べるだけにしておくことで開封行為の減少が期待できます。
店員が見える位置に置く
商品を店員が見える位置に配置することで、開封行為を抑制することができます。
店員の監視があることで顧客は開封行為を控えたり、開封の相談も容易になるでしょう。
具体的には、すべての商品を壁側に配置したり、棚を低くしたり、レジ側に向けたり、工夫が必要になってきます。
これらは、中型や大型店ではできなく販売場所も少なくなってしまうなどのデメリットも存在しますが、小型の店舗なら試してみる価値はあるのではないでしょうか。
オンラインでの販売
販売軸をずらし、オンラインショップでの販売をすることで開封行為とは無縁となります。
現在ではオンラインショップは知識もほぼいらなかったり、コストがかからなかったり、だれでもカンタンにオープンすることができます。
オンラインでの販売は
- 商品を全く試すことができない
- レビューや人柄を見て判断するしかない
といったデメリットも存在しますが
こういった販売の軸をずらしていくことは、店舗型とはいえ今の時代では必須要素となります。
開封行為を減らすことはもちろん、販売利益を出すためにもあなただけのオンラインショップは持っておくことが望ましいです。
ネットショップを選ぶ時の条件
現在はたくさんのネットショップ作成サービスがあり、そのサービスによりできることや料金形態は様々です。
ネットショップを長く続け、成功に導くためには以下の条件をみたしていることが望ましいでしょう。
- 低資金で始められる
- 幅の広い機能性
それぞれ解説していきます。
①低資金ではじめられる
ネットショップを運営、継続するためには低資金で始められるサービスを選びましょう。
権威性の高い、超大手でもない限り、ネットショップで成果を出すためにはそれなりの時間が必要となり、できる限りのコストを抑えることが望ましいです。
具体的に、ネットショップにかかる費用として
- サーバー代
- 管理費用(月額費など)
- 作成費用
- 決済手数料
- 振込手数料
などが挙げられますが、これらをどれだけ抑えられるか、ということがネットショップ運営や継続のカギとなるでしょう。
今ではネットショップは自分でカンタンに作ることもできるし
コストをほぼ0にすることもできます。
ぜひ、ご自身で作ることを考えてみてはどうでしょうか。
②幅の広い機能性
ネットショップ作成サービスは機能の充実性を見ることも重要です。
例えば
- レジにも決済を導入したい
- ブログを使って広めたい
- その他サービスの幅を広げたい
といった状況になったときに、都度サービス毎に契約をすることで管理の難易度が大幅に上がってしまいます。
顧客や金銭面の管理をラクにするためにも
幅広い機能性を持つネットショップ作成サービスを利用することが必要です。
サービスのおすすめ1つ
決済やネットショップに対応し、おすすめなのが
世界的にも有名なsquareの決済代行サービスです。
このサービスは上記2つの条件を見事にクリアしており、金銭的コストは売れた時に発生する手数料が3%程度でランニングコストは全くのゼロで利用することができます。
決済代行ということもあり、レジシステム、クレジットカード決済やバーコード決済、ブログからの購入やメールによるオンラインのチェックアウトといった様々な機能に対応しています。
このサービス1つで店舗からネットショップ、SNSでの販売まで対応でき、商品が売れない限りランニングコストは一切かからずに使用することができるため、以下の記事を読み、審査・契約だけでもしておくべきではないでしょうか。