- イベントや露店でコーヒー豆を販売してみたいけど、なにか資格は必要なの?
- コーヒー豆を販売するのに許可や届け出は必要なの?
食品を販売するために、許可をとったり資格を取る、ということはとても高いハードルに感じます。
令和3年から食品衛生法が変わったこともあり、許可や届け出がより一層めんどくさくなった、という人もいることでしょう。
一番手っ取り早い解決方法としては、近くの保健所に聞いてみることですが、まったく知らない状況で押しかけるのもなんだか気が引けてしまいます。
この記事では、コーヒー豆を焙煎し販売するために必要な資格、許可や届け出について必要なことの解説をしています。
許可や届け出を提出する流れについても解説していますのでぜひ、最後まで読んでいってください。
イベント、キッチンカー、店舗などで、コーヒーを淹れての販売する場合は取るべき資格や許可が変わってきます。コーヒーを販売したい場合は以下の記事を参考にしてください。
コーヒー豆の販売に必要な資格は?
コーヒー豆を焙煎し販売をするためには食品衛生責任者の設置と営業の届け出が必要です。
令和3年6月から食品衛生法が改正されたことにより、営業許可の見直しや届け出制度の創設がされました。
各都道府県で多少の違いはあるものの、ほとんどの場合に置いて、届け出や許可が必要です。
コーヒー豆の焙煎し販売をするためには、農産加工食品という部類に値することから、店舗、露天、イベントを問わず食品衛生責任者の設置と営業の届け出が必要となります。
食品衛生責任者
コーヒー豆を販売するためには、食品衛生責任者を置く必要があります。
食品衛生責任者になるためには、特別な資格が必要だったり、試験などを受けることが必要だったりすることはなく、講習会に参加することで誰でも取得することができる資格です。
講習時間は6時間で1日あれば取得することが可能で受講料は6,000円~12,000円の範囲で都道府県によって違います。
受講には店員があり、人気の地域や都市部ではすでに枠がほとんどない場合もあるので早めに予約を済ませておくことがよいでしょう。
営業の届け出
コーヒー豆は農産加工食品という部類に該当することから、販売するためには営業の届け出が必要です。
書類の提出、と聞くと難しく感じるかもしれません。
ですが、現在はインターネットからの提出もカンタンに行うことができるため、食品衛生責任者の資格をもっている、または講習会を受講予定の場合はすぐに提出をすることができます。
よく、許可が必要、と勘違いされる場合がありますが、必要なものは届け出であって許可ではなく、申請をするだけになります。
勘違いをしないように気をつけましょう。
資格や許可はどこでとる?
食品衛生責任者養成講習会と営業の届け出はそれぞれ異なる場所にて取得をする必要があります。
食品衛生責任者養成講習を受ける
食品衛生責任者になるためには、食品衛生者養成講習を受講する必要があります。
講習の申し込みは、近くの保健所から直接申し込むか、インターネットにて申し込むことが可能です。
集団受講の場合、受講日や会場が決められた日となってしまいます。
インターネットからeラーニングでの受講をすることで、自分のペースでいつでも受講することが可能なので、eラーニングでの受講はオススメです。
→ 全国保健所一覧表
講習以外でも責任者になれる
栄養士・調理師・製菓衛生士などの資格を持っている場合は、食品衛生責任者養成講習を受ける必要はなく、その資格で食品衛生責任者になることができます。
資格を持っている場合は、一度保健所に相談に行き確認をとってみるのがよいでしょう。
営業の届け出をするには
営業の届け出は保健所、もしくはインターネットを利用し、食品衛生申請等システムにておこなうことができます。
近くの保健所は以下リンクにて確認してください。
→ 全国保健所一覧表
営業の届け出をする流れや必要なものについて以下から詳しく解説をしていきます。
営業の届け出を提出するまでの流れ
営業の届け出をとるまでの大まかな流れは以下になります。
- 食品衛生責任者養成講習を受講するor手配をする
- 食品衛生申請等システムのアカウントを作成
- 食品衛生申請等システムで届け出を行う
営業の届け出をする流れのポイントとしては、講習を受講予定でも届け出ができることにあります。
このため、受講の日程が決まった時点で届け出は提出をすることが可能なので食品衛生責任者養成講習を受講する前に届け出を提出してしまうとよいでしょう。
受講予定として、提出できる期限は1年以内に受講する場合のみになります。
予定日に受講できなかった場合、再度受講日程を組まなければならなく、受講人数が定員になってしまっている場合、期日を過ぎてしまうことも考えられます。
受講日には必ず受講をすることを心がけ、やむを得ない理由の場合はeラーニングでの受講を考えることをおすすめします。
営業の届け出にかかる金額
営業の届け出には一切の費用がかかることがありません。
営業の許可には16,000円程度の費用がかかりますが、届け出に関してはオンライン申請ですぐにできるため、費用が掛かることはありません。
許可や届け出の申請をするためのシステム
届け出の申請は厚生労働省の運営する食品衛生申請等システムですぐに、簡単に提出することができます。
申請の効率化が図れるため、申請前に登録し内容を確認しておいても良いでしょう。
食品衛生申請等システムは以下のURLから飛ぶことができます。
コーヒー豆を販売するための注意事項について
コーヒー豆の販売には注意点がいくつかあります。
食品衛生法で定められているものもあるので必ずチェックしておくようにしてください。
法改正がなされている
コーヒー豆の販売をするためには必ず、食品衛生責任者を置き、届け出を提出する必要がある、ということです。
これは令和3年6月に法改正で施行されており以前から販売されている方の中には、法改正を知らない人もいる可能性もあります。
コーヒー豆を販売する場合は必ず、食品衛生責任者の資格を取り、届け出を提出するようにしましょう。
副業や利益がなくても提出する
食品衛生責任者の資格、営業の届け出は副業として活動をする場合でも必ず取得してください。
開業届は義務的なものはなく、利益が20万円以下では確定申告の必要がない、などの規則もありますが、食品を販売する以上、上記講習、届け出は必ず行うようにしましょう。
コーヒー豆の販売は儲かる?
コーヒー豆の販売はイベント、露店、ネットショップなど様々な場所で販売することができるため、販売量によっては儲かると言えるでしょう。
自身で生産量を決めることができるため、副業にもよく、事業を育てることで生業にもとってかわる職種と言えます。
実例としてサラリーマンの傍ら、コーヒー豆を焙煎し月数万円~を稼いでいる実例もあり、初期費用も10~20万円ではじめられることから、参入の障壁は低いと言えます。
コーヒー豆の販売は顧客の獲得に注視していくことで儲かる事業となっていくでしょう。
決済を導入しよう
実店舗や露店でもそうですが、決済は導入しておくほうがよいでしょう。
現金で決済できることはもちろん、クレジットカードやQRコード決済は時短や売上の増加にも直結し、様々な恩恵をもたらしてくれます。
コーヒー豆の場合、オンラインでの販売も同時並行で行うことができるため決済+ネットショップの運営できる決済を導入することがおすすめです。
そこでsquareのレジシステムがおすすめなのですが、以下のような特徴があります。
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- 登録、利用までも無料
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- クレジット決済はメールアドレスでも可能なのでスマホだけで完結
- 慣れてきたらオンラインショップも作れる
まとめ
コーヒー豆の販売営業を開業するために必要な資格や許可について解説してきました。
食品衛生責任者養成講習会を受け、営業の届け出をすることで、コーヒー豆の販売をすることができるようになります。
販売に至るまでは、失敗や困難もあるかと思いますが、ひとつずつ課題をクリアしていくことで必ず、コーヒー豆を販売をする、ということを実現できるようになるでしょう。
ぜひ、この記事の内容を実践して自分で製造したコーヒー豆の販売業を開業してみてはどうでしょうか。