朝起きた瞬間、首が動かせなくなるあの「寝違え」。
痛みと不安で一日が台無しになってしまった経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
湿布を貼れば治ると思っていたのに、実は逆効果かもしれないとしたら?
温湿布と冷湿布、どちらを使うべきか迷っているうちに、痛みが悪化することも…。
さらに、間違った対処法を続けると、日常生活に支障をきたすほどの長引く痛みや肩こりに悩まされる危険性もあります。
この記事では、寝違えた時の正しい対処法、そして湿布の使い方や注意点を徹底解説。
首の痛みが慢性化する前に、今すぐ知っておくべき注意点をお伝えします。
ストレスや生活習慣が関係していることもあり、この記事を読むことであなたの痛みと不安を解消し、正しいケアを行う手助けをします。
当院では、寝違えの防止に枕をおすすめしています。
おすすめの枕は以下より確認できます。
寝違えた時には湿布は効果的なのか?
寝違えた時には、湿布は一時的な痛みの緩和に役立つことがありますが、症状の根本的な解決には繋がりません。
湿布はあくまで一時的な対処法として使用し、正しい方法で使うことが重要です。
整骨院での治療においても、寝違えた患者に湿布を処方することがありますが、痛みが強い場合には鎮痛剤や理学療法が併用されることが一般的です。
また、患者の多くは湿布を使うことで痛みが一時的に和らいだと報告していますが、完治には他のアプローチが必要なことが多いです。
湿布は寝違えの痛みを一時的に緩和する効果がありますが、長期的な治療には適していません。湿布の使用と併せて、ストレッチや正しい姿勢を意識することが重要です。
寝違える原因と仕組み
寝違えは、寝ている間に首や肩の筋肉に無理な負担がかかることで、筋肉が硬直し、痛みや炎症が発生することが原因です。
不自然な寝姿勢や枕の高さが合わない場合、首周りの筋肉に過剰な負担がかかります。
これにより、筋肉が硬直し、動かすたびに痛みを感じるようになります。
筋肉の疲労が原因であるため、炎症が発生することもあります。
首の筋肉の緊張と寝違えの関係性は明確で、日常的に姿勢が悪いと寝違えやすい傾向があることが、整形外科の統計でも確認されています。
寝違えは、寝ている間に筋肉に負担がかかりすぎることで発生します。寝具や寝姿勢の改善が予防策として有効といえるでしょう。
寝違えた時の湿布の対処
冷湿布は炎症を抑える効果が期待されますが、使用する際には正しい方法を守ることが重要です。
冷湿布には冷却効果があり、筋肉の炎症や腫れを抑える働きがあります。
しかし、長時間の使用や不適切な部位に貼ると逆効果となる可能性もあるため注意が必要です。
寝違えた際に首に冷湿布を貼り、数時間後に痛みが軽減したケースが報告されていますが、長時間の使用は筋肉の硬直を招くこともあります。
冷湿布を使用する際は、短時間で適切な場所に貼り、他の治療法も併用することが重要です。
ロキソニン湿布の効果と使用法
ロキソニン湿布は、鎮痛効果が高いため寝違えによる痛みに効果的です。
しかし、使用時には医師や薬剤師の指導に従う必要があります。
ロキソニン湿布には、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)が含まれており、炎症を抑えるとともに、痛みを和らげる効果があります。
特に痛みが強い場合には即効性がありますが、副作用のリスクもあるため、医師の指示に従うことが大切です。
温湿布と冷湿布の使い分け
寝違えには基本は冷湿布が適しており、温湿布は炎症が収まった後や冷湿布でも痛みが引かない場合などに使うことが考えられます。
冷湿布は炎症を抑えるために有効ですが、温湿布は血流を促進して筋肉の緊張をほぐす効果があります。
この2つの湿布をタイミングに応じて使い分けることで、回復を早めることができるでしょう。
筋肉の緊張をほぐすためには、お風呂という手段も有効です。
お風呂に入る時にも注意が必要なので、以下の記事を読み、正しい入浴方法を実践してみてくださいね。
湿布を貼るときの注意点
湿布を貼る際には、以下の注意点を守りましょう。
- 首の後ろには貼らない
- 長い時間使わない
- 妊婦や子供への使用は避ける
湿布を貼る場所や時間、対象によってはリスクが伴います。
特に首の後ろに湿布を貼ると、頚椎を刺激してしまい痛みがひどくなる場合があります。
妊婦や子供へは影響が生じてしまう可能性があるため、絶対に使用を控えるようにしましょう。
また、長時間貼ると皮膚に負担がかかり、かぶれの原因になります。
- 首の後ろには貼らない
- 長時間の使用を避ける
- 妊婦や子供へは絶対に使わない
寝違えた時に湿布を貼っても治らない場合
寝違えた時に、治りが悪い場合があります。
ストレスを和らげ、自律神経を整える
湿布を使っても症状が改善しない場合は、ストレスを和らげたり、自律神経を整える方法を取り入れることが大切です。
寝違えが長引く場合は、ストレスを軽減し、心身のバランスを整えることで、症状の改善が期待できる可能性があります。
お風呂に入る
寝違えた時には、ぬるめのお風呂に入ることで筋肉の緊張を和らげ、自律神経を整える効果が期待できます。
温浴療法はリラックス効果が高く、副交感神経を優位にするため、体の緊張が解けやすくなります。
特にぬるめのお湯に浸かると、筋肉の硬直が緩和され、血流が促進されるため、痛みが軽減されやすくなるでしょう。
寝違え時のお風呂に関し。ては以下の記事で解説をしているので、あわせて読んでみてください。
簡単なストレッチ
寝違えた時には、痛みのない範囲で簡単なストレッチを行うことで、筋肉の緊張が緩和され、痛みが軽減されることがあります。
ただし、無理に痛みを感じるストレッチを行うと逆効果になる可能性があるため、注意が必要です。
無理のない範囲でのストレッチを実践してみると良いでしょう。
ストレッチの方法としては、首をゆっくり片側に倒し、10秒キープ、反対も同じようにゆっくりとストレッチを行います。
腕の力を抜いて真っすぐ後ろに軽く上げるストレッチもおすすめです。
寝違えた時には、痛みのない範囲で簡単なストレッチを行うことで、筋肉の緊張がほぐれ寝違えの回復を早めてくれます。
リラックスできることをする
リラックスできる活動を行うことで、ストレスが緩和され、自律神経が整い、寝違えによる痛みも軽減する可能性があります。
ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、寝違えを悪化させる原因の一つです。
副交感神経を優位にするためのリラックス方法としては以下のようなものがあげられます。
- 軽いストレッチ
- 瞑想やマインドフルネス
- 温かいお茶を飲む
- ぬるめのお湯に浸かる
- 音楽を聴く
- 本を読む
- スマホから離れる
- 目を閉じ安静にする
リラックスする活動を行うことで、副交感神経が刺激され、筋肉の緊張が緩和されます。
ストレスを和らげるために、日常的にリラックスできる時間を持つことで、寝違えの回復を早めることができるでしょう。
寝違えた時の湿布やその他の避けるべき行為
寝違えた際に、誤った温熱療法や過度のストレッチ、長時間の冷却を避けることが重要です。これらの行為は、痛みを悪化させる可能性があります。
誤った温熱療法
寝違えの初期に温湿布や温熱療法を行うと、炎症を悪化させる可能性があり、しっかりと症状を見極める必要があります。
炎症が発生している状態で温熱療法を行うと、血流が過剰に促進され、炎症が拡大することがあります。
特に寝違えの直後は炎症が起こっている可能性が高いため、冷湿布を用いて炎症を抑える方が効果的です。
寝違えに対する対処が分からない場合や心配な場合は、一度近くの整体や整骨の先生に相談してみることが望ましいです。
やり過ぎのストレッチやマッサージ
寝違えた時には、無理なストレッチや過度のマッサージを行うと、症状が悪化する恐れがあるため、やり過ぎないようにすることが重要です。
筋肉や関節が炎症を起こしている場合、無理に動かすと炎症が悪化し、痛みが増す可能性があります。
また、強い力でマッサージを行うと、患部にさらなる負担をかけてしまいます。
整骨院での療法でも、初期段階では優しいアプローチを取ることがほとんどです。
寝違えた時には、無理なストレッチや強すぎるマッサージを避け、痛みのない範囲で穏やかに対応することが重要です。
長時間の冷却
冷湿布やアイシングは痛みに対し、効果的です。
しかし、長時間行うと逆に血行が悪くなり、回復が遅れる可能性があるため、適度な時間で使用することが推奨されます。
一般的には15~20分程度の冷却が効果的とされています。
無理のない対処が必要であるため、痛みを抑えたい場合には、痛み止めなどと併用するのが良いでしょう。
寝違えの予防策
寝違えは慢性的になってしまい、定期的に起こることが考えられます。
寝違えの対策としては、日常生活での注意と睡眠を快適にする必要があるでしょう。
日常的に予防するようしっかりと対策をし、生活に取り入れてみてください。
日常生活での注意点
日常では正しい姿勢を保つことが寝違えの予防に繋がります。
姿勢が悪いと、首や肩に負担がかかり、寝違えの原因となるどころか、体に不調をきたすことも考えられるでしょう。
対策としては、パソコンやスマホの使用時の姿勢改善や寝具の見直しといったことが考えられます。
首の負担を減らすため正しい姿勢を維持することや適切な寝具の選択は寝違えの予防になるでしょう。
快適な睡眠環境の整え方
寝違えの原因に高すぎる枕やあなたに合わない枕を使っているというものがあります。
また、もう枕を使っている期間が長く、ヘタれているということはないですか?
高すぎる枕や古い枕は首や肩に負担をかけ、寝違えを引き起こす原因となってしまいます。
特に枕は首に直接関係のある寝具であることから、仰向け、横向きなど自身に合ったものを選ぶことがとても重要です。
まずは枕を変えてみて睡眠環境を整えてみてはどうでしょうか。
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